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SSI工法

製品概要

SSI工法は、(財)鉄道総合技術研究所と旧日本道路公団試験研究所との共同開発による塩害抑止工法です。
コンクリート中の塩分に直接作用する「塩分吸着剤」を活用して、他の防錆工法では
実現できない下記の特長により、抜本的かつ長期的に塩害を抑止します。
   

3大特長

1. 補修コスト縮減!
 国内で唯一はつり深さ低減による断面修復工事費を縮減できます。
 ※塩化物イオン含有量が鉄筋位置で10kg/m3未満(Saタイプ)の場合
 

2. 塩害に強い!
 環境が厳しい条件(海岸線近くや融雪材影響が高い箇所)の既設コンクリート構造物に対して
 鉄筋位置の塩化物イオン含有量10kg/m3以上でも対応可能。
 ※SSI工法材料は、コンクリート躯体と同質のポリマーセメント系で構成し、部分断面修復後の
 マクロセル腐食対策としても有効で、高耐久性を実現します。
 参考:施工の基本パターン
 

3. 安心・安全!
 ●安心の多実績(NETIS登録V評価工法)かつNEXCO吹付基準クリアー工法
  ・国土交通省 NETIS登録 N-SSI工法 KK-100009-VE
  ・東京都建設局 新技術情報DB 登録番号1201008
  ・東京都港湾局 新材料・新工法DB 登録番号26010
  ・JR東日本 維持管理参考資料Ⅱ 補修補強編 (コンクリート構造物補修の参考資料)
  ・NEXCO 施工管理要領 保全編(断面修復 鉄筋防錆の要求性能)
  ・JCI コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針-2013(橋脚の補修・追跡調査)
  ・施工実績 ⇒ 全国で800件超

施工フロー 道路橋(鈑桁床版下面補修工工事)

SSI施工フロー

   

施工動画


 

 



塩分吸着材&アルカリ交換剤による複合劣化対策工法!

「塩分吸着剤」を含む従来の防錆ペーストに新たに「アルカリ交換剤」を添加し、塩害による鉄筋の腐食とアルカリ骨材反応を同時に抑制できる一材型の“ 複合劣化抑制ペースト”を開発しました。


  


よくある質問


Q1        Extended-SSI 工法に使用する材料は?

A1        複合劣化抑制ペーストを用いるのが最大の特長です。断面修復材、表面仕上げ材はSSI 工法用材料を準用します。

 

Q2        材料の特長は?

A2        ■塩分吸着剤の役割

               陰イオン成分同士を交換することができる機能剤で、カルシウム・アルミニウム複合水酸化物。

骨格がプラスに帯電しており、塩分(塩化物イオン)を吸着して、予め保持させた亜硝酸

イオン(NO2-)を放出する機能を持っています。この機能により、鉄筋周辺を腐食環境から防錆環境に改善します。

               ■アルカリ交換剤の役割

陽イオン成分同士を交換することができる機能剤で、ケイ素・アルミニウム複合酸化物。

骨格がマイナスに帯電しており、ナトリウムイオン(Na+)やカリウムイオン(K+)を吸着して

予め保持させたリチウムイオン(Li +)を放出する機能を持っています。

この機能により、コンクリート躯体中に生成したり、新たに生成するアルカリ骨材反応ゲルを

リチウム型に変えて、非膨張性に改質し、アルカリ骨材反応を抑制します。

 

Q3        工法採用に効果的なシチュエーションは?

A3        飛来塩分や融雪剤に由来する塩化物ナトリウムが、コンクリートに浸透し、

               1)塩化物イオンにより鉄筋が腐食し、

2)加えてナトリウムイオンによりアルカリ骨材反応が誘発されている場合の適用を想定しています。

 

Q4        ASRの残存膨張性がある場合の適用性は?

A4        残存膨張性がなくなっている場合はひび割れの修復や表面保護のみでよいと考えています。

そのため、残存膨張性がある構造物への適用を考えています。

 

Q5        ASR抑制効果の範囲は?

A5        鉄筋中心から30mm背面を適用範囲と考えています。

 

Q6        鉄筋周辺だけASR抑制する意味がありますか?

A6        鉄筋周辺にペーストを塗布する理由は、複合劣化(塩害)による鉄筋腐食を抑制する為です。

躯体背面に塗布することで、躯体に残存するアルカリ量を下げ、かつ、塩化物イオンを吸着し

複合劣化を抑制します。


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